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いばらの王 6
岩原 裕二著
エンターブレイン (2005.11)
通常24時間以内に発送します。

いばらの王完結!
広げた風呂敷を手早く畳んだ感じ。全巻を一気に通巻すればナイスだと思います。

もやしもん(2) (イブニングKC)

もやしもん(2) (イブニングKC)

見えざる隣人、菌を描く漫画第二巻。いやはやナイスな感じです。菌にまつわる知られざる知識を洒脱にコミカルに語る雰囲気が(・∀・)イイ!
う〜ん本場の日本酒飲んでみたい・・・。甘い酒がダイスキング。


体が透明になってしまう透明病にかかってしまった、目立たない大人しいけれど(というかだからこそ)役者志望の白山さんと、クラスメートの変わり者美術部唯見くんの物語。
思春期において見るというのはけっこう重要なファクターであったんだなぁ、と気づく。
教室の中に一緒にいられるけれど、手を伸ばして触れることなんてそうそうできることではなく。
だからこそこの漫画で描かれる、触れるという行為がどんなに思春期ド真ん中であるかストレートに伝わってくるのであります。


しかしけれども、思春期から自分の外見が見えなくなってしまうのは幸か不幸か?変わっていく自分の姿が見えなくなってしまうなんていう恐怖もこの漫画からは読み取れるのかも。
しかし一番刺さったのは

ケガして倒れても
誰も気づいてくれないんだぞ

のセリフ。
どしゃ降りの雨の中で一人泣きながらつぶやく唯見くんに思わず感情移入してホロリと。