けものがれ、俺らの猿と。

町田康原作の映画版。ナンバガゆら帝が音楽に顔出してるから、という理由もあるけどやっぱり町田康の作品を映画化したのを見たかったという理由もあった。


クライマックスの包丁片手にスパークする主人公の姿に、それまでの鬱屈鬱々としてた展開からのカタルシスを覚えスパーキン!となったのだが、最初のセリフと同じセリフをラストに持ってくるとは。ああ、その言葉が表す意味は変わっているのか・・・?いないのか。換気扇ぶっとんだ感触から言えば変わってないのかな。いや、けものがれ、俺らの猿と、とのタイトルから考えればけものがることを覚えた主人公が鬱屈のやっつけ方の一つを手に入れたのだろうか・・・。なんだかわかんなくなってきたけど一言で言えば鳥肌実の演技がヤバすぎるに尽きる。キモすぎる。キモすぎて爆笑しまくってた。